文体を歩く 登山編

文体を歩く メンバー決定

共に書くメンバーが決定しました。

納屋納屋
背中す春
海山みせん
Ichizo Yoshioka
嵯峨実果子

この5名で3月まで半年間やりとりを重ねながら上演に至るテキストを作っていきたいと思います。途中経過は追々ご報告いたします。

文体を歩くとは

ミマカルでは2018年に京都芸術センターCo-programカテゴリーC共同実験で「文体を歩く半年間のワークショップ」を行いました。その時は公募で集まった15人のメンバーと半年間さまざまなアプローチで「書く」ことを試みました。
アーカイブはこちらからご覧いただけます。https://mimaculog.amebaownd.com

今回はその続編というか地続きのイメージで、上演のためのテキストを複数人で執筆することを試みます。2018年に行った際には個人制作したそれぞれのテキストを冊子にして成果物としましたが、もう一段階違う目的地、テキストの「上演」を目指すということで登山編としました。実際に山登りの予定はありません(今のところ)。

音楽であれば楽譜、演劇であれば戯曲があります。あまり一般的ではないですがダンスにも舞踊譜というものが存在します。
登山編で書かれるものはそれらの要素が混在するかもしれませんが、どれでもないものになるでしょう。
上演されるものが何と名指されるのかはまだわかりません。書かれた言葉から必要な方法と要素を見出します。

複数人での執筆を行いたい理由

書くという行為は基本的に1人で行うことですが、例えば連句のように誰かの五七五に対して七七を詠み継ぐような、ひとりの人間だけでは想像し得ない展開が発生すること、誰かひとりの思想や思いや経験に依拠しないものからフィクションを立ち上げたいと思ったことがきっかけです。

また共同で書くことにより、同時代を生きる私たちについて何かが浮き彫りになるのではないかとも考えます。
船頭多くして船山に登ると言いますが、登ったら山頂でおにぎりを食べて景色を眺めてそこから見えるものも書き込めばいいというスタンスです。

何を書くかより先にどのように書いていくかを考えます。
そのヒントになることを探すためワークショップ形式の「書く」ことを試みつつ、ウェブ上での協働執筆を行う予定です。

制作したテキストは冊子にします。
2024年3月以降に上演に向けたクリエイションに向けて動いていきます。

今回の募集はひとまず執筆に関わるメンバーの募集です。それ以降の上演へのクリエイションはまた別の企画として行いますが、何かしら関わっていただく可能性もあると思います。そのあたりは個別に相談しながら進めます。

文体を歩く 登山編で予定している内容の一部

●俳句と短歌「圧縮と解凍、表面張力」
●連句「詠みつぎ息つぎ」
●書 「取り返しのつかなさ」
●オノマトペ「意味の手前にことばを帰す」
●歌詞を書く

回によっては講師を招いて行います。
対面でのワーク、集まりは月2回程度 京都市北区のスタジオTESSENにて行います。

募集要項

【募集人数】5名程度
※応募者多数の際はメンバーのバランスを鑑み選定させていただきます。
【期間】 2023年10月〜2024年3月(スケジュールは参加者と相談の上決定)

●氏名
●プロフィール
●これまでの制作物等があれば添付、ウェブ上で読めるものがあればリンクを送ってください。
●応募動機
タイトルを【文体を歩く 登山編 応募】として上記の要項記入の上mimacul2018@gmail.comまでお送りください

応募期限2023年9月17日(日)
ご質問等はmimacul2018@gmail.comまでお願いします。