流れ星まで人工的に流せるようになりつつあるらしい。 そうなるとある程度ねらったタイミングで流れ星を出現させることが可能になるのだろう。これまで人生で数回流れ星を見たときのことを思い返すと、見ようと思って夜空を眺めていた訳続きを読む “未定流れ星 予定流れ星”
カテゴリーアーカイブ: 寄稿
♯通低音とアルフォート
生まれたときの心臓はピンポン球くらいの大きさで、背が伸び尽くして以降そのサイズはだいたい握りこぶしくらいになるという。ためしに手をグーにして、それくらいのものが肋骨の奥にあるのだと積極的にイメージしてみる。心臓というのが続きを読む “♯通低音とアルフォート”
♯ニューバランスとペットボトル
例えばあのときアディダスじゃなくて、ニューバランスのスニーカーを選んでいたら、足の裏はまたこことは別の地面に接触していたかも知れなくて。いつものように路地から路地へもぐりこんで、年月の経つうちに育ちすぎ種がとび、できあが続きを読む “♯ニューバランスとペットボトル”
8月素描
朝干した洗濯物が昼過ぎにはもう乾いている。 コンビニで売っているガリガリくんを炎天下で歩きながら食べると、後半に差し掛かったあたりで必ず端っこが溶けてきて、溶けた汁がちょうどサンダルの指のあいだに落ちて足がペトペトする確続きを読む “8月素描”
桃源郷
朝。日の出と共に徐々に室温が上がって、あぶり出されるように暑さで目が覚める。前の晩によほど食べ過ぎたのでなければ、起きると同時にお腹が空いている。とりあえず水を飲む。 朝いちばんに果物が喉を通っていくイメージが前の晩から続きを読む “桃源郷”
蟷螂(これでカマキリと読むらしい)
どうもこの蟷螂という字を見ていてもカマキリと読めず、カマキリの姿に繋がらない。つまりカマキリを表すのに蟷螂があてがわれていることでイメージが阻害されノイズが混ざる。字面から受ける違和感を通過する度に、この蟷螂という記号か続きを読む “蟷螂(これでカマキリと読むらしい)”
タテマエウシロ
京都の人は本音とタテマエの使い分けがうまいとかいう。生まれてこのかた京都にいるけれど、それはともかく、タテマエというもののことを最近よく考える。 日常でのタテマエというのは、相手との関係を波風立てず潤滑に維持したいという続きを読む “タテマエウシロ”
7月素描
今年はじめてのそうめんは、たった2分の茹で時間をなめてかかり、ひたひたくらいのお湯で茹でたら、そうめんの持ち味である清涼な喉ごしを見事損ねたごねごねの麺が茹で上がった。氷水に浮かせてみたけれど焼け石に水だった。刻まれた薬続きを読む “7月素描”
日記
6月が終わったということは、すでに1年も半分が過ぎたということで、あじさいが咲ききった頃に出遅れた梅雨がやってきた。今年の最初に決めた月初めに赤飯を炊く習慣はこの半年続いている。 毎年、6月末になるとひとつ歳をとる。そう続きを読む “日記”
演劇の煮こごり
大阪心斎橋、スナックの看板が縦に連なる雑居ビル街の6階にウイングフィールドという小劇場がある。何度か行ったことはあったけれど先日、数年単位の久々に演劇を見に行った。ウイングフィールドは劇場になって今年で25周年を迎えるそ続きを読む “演劇の煮こごり”