金剛流能楽師、宇高竜成さん主催の「竜成の会」で『道成寺』を観た。 「竜成の会」は年に一度開催されていて、今年で5回目になる。ご縁があってほぼ毎年拝見しているけれど、最初に演目についての解説があったり、その年の演目のテーマ続きを読む “能 金剛流『道成寺』”
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信田さよ子『〈性〉なる家族』
新刊タイトルのなかで一際目を引いた『〈性〉なる家族』。 そういえば血縁のある家族というのは、脈々と引き続いてきた生殖の、性なるものの賜物、とも言えるけれど、性的な事柄は家族間ではなんとなく積極的に話題にしないことになって続きを読む “信田さよ子『〈性〉なる家族』”
KYOTOGRAPHIE 2019 金氏徹平『S.F.(Splash Factory』
毎年初夏の頃に開催される「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。京都の街に暮らしていると、KYOTOGRAPHIEと書かれた赤い幟をあちこちで目にする。一部の人のあいだでは、ああ今年も始まったと思える恒例行事として続きを読む “KYOTOGRAPHIE 2019 金氏徹平『S.F.(Splash Factory』”
KUNIO14『水の駅』
『水の駅』は1981年に転形劇場によって初演された演劇作品で、今回演出家の杉原邦生によって再演された。『水の駅』は上演中俳優が一度も言葉を発することのない、沈黙劇と呼ばれるかたちで上演される。最近では三年前にインドの演出続きを読む “KUNIO14『水の駅』”
温泉旅館 常盤「女将劇場」
先日山口県を訪れた。山口在住の友人から山口に来たらば是非とも観るべきと勧められたものがある。女将劇場。湯田温泉街の中にある「西の雅 常盤」という旅館の女将によるショウが毎夜上演されているという。湯田温泉の別の宿をとってい続きを読む “温泉旅館 常盤「女将劇場」”
演劇「シティⅠ・Ⅱ・Ⅲ」
『シティ』はカゲヤマ気象台の戯曲三部作で、今回京都芸術センターで『シティⅠ・Ⅱ・Ⅲ』と連続上演された。それもなぜかコンテンポラリーダンス企画の枠組みで。 Ⅰはプロデュースゆざわさな、ドラマトゥルク渡辺美帆子、振付川瀬亜衣続きを読む “演劇「シティⅠ・Ⅱ・Ⅲ」”
キュンチョメ「完璧なドーナッツを作る」
昨年の12月たまたま東京にいて、人に連れられるがままトマト缶をたずさえて教会に行った。 何かの展示があるらしくトマト缶は入場料のようなものらしい。というくらい前情報のないまま駒込の駅から歩いてカトリック本郷教会にたどり着続きを読む “キュンチョメ「完璧なドーナッツを作る」”
句集 御中虫「関揺れる」
昨年の春に俳句をはじめてから御中虫という俳人を知った。おなかむしと読む。 1979年の大阪生まれ。第3回芝不器男俳句賞の新人賞を受賞している。女性である。 伝統を重んじる保守的な俳人はまず御中虫の句を好かないだろう。彼女続きを読む “句集 御中虫「関揺れる」”
映画「寝ても覚めても」
今まで観た濱口竜介監督作品で印象に焼き付いているのは『PASSION』という監督の藝大終了作品だった。映画を観てあまり泣いたりしない方だが、この映画に限っては嗚咽しながら泣いた。人それぞれの儘ならないならないものが徐々に続きを読む “映画「寝ても覚めても」”
ウースターグループ『タウンホール事件』
毎年秋に開催される京都国際舞台芸術祭 KYOTO EXPERIMENT 2018 が今年も始まった。期間中は毎週末京都の各劇場で国内外の先鋭的な演劇、ダンス、パフォーマンスが上演される。 プログラムを開いてみて例年と異な続きを読む “ウースターグループ『タウンホール事件』”