咲き尽くしたあじさいを見送った。あじさいには花らしい芳香はないけれど、水っぽいにおいがする。それに似たもっと強いものは田んぼや山沿いの川などに漂っていることがある。水っぽいにおいはオゾン臭と呼ばれ、その成分を取り出した合続きを読む “水のにおい”
投稿者アーカイブ:mimacul
ばらに憑かれて6
ばらは香りと色形で選ぶけれど、特に名前が気に入って選んだものもある。 粉粧楼というばら。フンショウロウと読む。中国のばらだと思いこんでいたけれど正確には1890年前後ヨーロッパ生まれで、その上むこうでは違う呼び名があるら続きを読む “ばらに憑かれて6”
ばらに憑かれて5
前回書いたペインターシリーズのようにひとつのコンセプトで名付けられているばらは他にもある。例えば河本バラ園の出しているヘブンシリーズというのは、ミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエルなど天使の名前がついている。名前だ続きを読む “ばらに憑かれて5”
ばらに憑かれて4
クロード モネがちょうど二番花を咲かせている。睡蓮を描いたモネの名が付いたばら。フランスのデルバール社が出している印象派の画家の名前をつけたペインターシリーズのひとつで、他にセザンヌ、ドガ、マチス、シャガール、ユトリロな続きを読む “ばらに憑かれて4”
ばらに憑かれて3
ばらも品種によって強い弱いはあるけれど、気温が上がってくると病気と虫の被害に少なからずあう。 葉や茎に白い小麦粉のような粉を吹くうどん粉病、黒い斑点が出て葉を黄変させる黒星病などは毎年必ず出る。小さい蛍みたいな格好で腹が続きを読む “ばらに憑かれて3”
ばらに憑かれて2
今年初めて花を咲かせたバリエガータ ディ ボローニャというばらがある。 去年の春に15センチくらいの新苗にホームセンターで出くわした。白地にマゼンタの斑が入る複色の花の写真があまりに魅力的だった。苗が幼いので1年待たない続きを読む “ばらに憑かれて2”
ばらに憑かれて1
ばらは人に憑く。ばらに憑かれると人はどうなるか。朝、ゴミを出しにいって玄関先のばらの鉢の前でパジャマのまま立ち尽くし、乗る予定の電車に遅れる。夕方、帰って来てもスーパーの袋からごぼうやねぎをはみ出させたまま玄関先に立ち尽続きを読む “ばらに憑かれて1”
そこら辺の春の息吹を血肉にする方法 4
八重桜の花が終わる頃に葉を少しもらってきて塩漬けにしておいた。 生の葉からはほとんど感じ取れないのに、塩漬けにすると桜餅のあのにおいがしてくる。人工的な香料を使わなくても桜餅の印象がこんなにはっきりと漂ってくるのかと驚く続きを読む “そこら辺の春の息吹を血肉にする方法 4”
そこら辺の春の息吹を血肉にする方法 3
天気が良くて心に余裕のある休日ならよもぎを摘む。裏の白い柔らかい葉を触って指先を嗅げばにおいでよもぎだとわかる。先端の見るからに勢いのこもった部分を両手分くらい摘む。よもぎと言えばやはり餅。洗って3分くらい茹で15分水に続きを読む “そこら辺の春の息吹を血肉にする方法 3”
そこら辺の春の息吹を血肉にする方法2
近くに河原があれば大概見つかるシロツメクサ。あのクローバーの葉っぱの若いものは食べられる。ただ葉裏に黒い斑点の出ているものがよくあって、これが何なのか調べていないのでわからないけれど、葉裏を見てきれいなものを選ぶ方がいい続きを読む “そこら辺の春の息吹を血肉にする方法2”